●コンテナ生活
1989年、福岡に生まれた内村航平は、3歳から体操を始める
練習場所は両親が営む体操教室
船の貨物運搬用のコンテナを購入して改装した体育館
そのコンテナの中に内村家も住んでいた
生活スペースは、わずか7畳
両親と妹と一家4人で肩を寄せって寝ていた
夏になると熱気がこもるコンテナでエアコンのない生活
冬になると結露した床で足を滑らせて転倒したことも
さらにコンテナは湿気がこもり、鉄棒は錆びだらけ
その劣悪な環境で育ったことが、内村の強さに繋がった
体操の器具は日本と海外で大きく異なる
よく撓る日本製の鉄棒に比べ、海外の鉄棒は撓らない
内村は、劣悪なコンテナ生活のおかげで器具の違いにも適応していた
●1日1食
大学4年生から1日1食
動くときはモノをお腹に入れたくないから
回転していると食べ物が内蔵にあるのが分かり、気になるので1日1食になった
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