俳優:高倉健の凄すぎる伝説

俳優の高倉健が10日午前3時49分、悪性リンパ腫のため

東京都内の病院で死去した

 

●俳優:高倉健の知られざる私生活

1931年、福岡県に生まれ、大学進学のために上京

1955年、東映のニューフェイスの2期生として入社

当時、演技経験など皆無で無名の新人だった高倉健は、

絶対に俳優に向かない、と言われるほど落ちこぼれだったという

しかし1956年、映画「雷光空手打ち」で主演デビュー

映画スターとして地位を確立したのは、

1960年代に入って出演するようになった任侠映画から

特にシリーズ化された「網走番外地」「日本任侠伝」「昭和残侠伝」は大ヒット

多くを語らずにいざという時に体を張り、

義理や人情を大事にするその姿に映画ファンは男の神髄と熱狂

「健さん」と親しみを込めて呼ぶようになった

これまでテレビドラマには ほとんど出演せず、

自らを映画俳優と呼ぶほど人生を映画に注いできた

 

俳優デビューから3年後の1959年、

映画「恐怖の空中殺人」で共演した歌手の江利チエミさんと結婚

1970年、東京の自宅が全焼…波乱含みの夫婦生活だった

そして結婚から12年後の1971年、江利チエミと離婚に至った

1982年、江利チエミは45歳の若さで亡くなった

しかし健さんは別れてもなお江利さんの墓参りを欠かさなかったという

 

●戦友に贈られる腕時計

義理人情が厚かった健さんは、映画の撮影後、信頼をおいた共演者には、

戦友と掘った腕時計をプレゼントしていた

これまでに松田優作、田中邦衛、石倉三郎などに贈ったという

 

●贈られたトラック一杯の家財道具

さらに俳優:小林稔侍は新人の頃、引越し祝いとして

トラック一杯の家財道具が健さんから贈られたという

引越しの当日 健さんは作業着を着て引越しの手伝いに現れたという

小林は長男に健と名付けるほど健さんを慕っていた

 

●美味しそうに飲食するために2日間 何も食べなかった

1977年に公開された映画「幸福の黄色いハンカチ」

刑務所から刑期を終え出所した直後の食堂で、

グラスに入ったビールを飲み干した後、ラーメンとカツ丼を食べるシーン

「いかにもおいしそうに飲食する」リアリティの高い演技を見せた

あまりにも見事だったので、山田洋二監督が尋ねると

「この撮影の為に2日間何も食べませんでした」と言葉少なに語ったという

 

●テレビドラマへの出演は数えるほどしかない

その出演理由は、

故郷にいる母親にテレビで毎週 自分の顔を見て安心して欲しいから

 

●雪山で4時間、足跡が消えるのを待った

軍隊が訓練中に八甲田山で遭難してしまう映画「八甲田山」

吹雪の中で立ち往生してしまうシーン

立ち往生しているのに足跡がついているのはおかしいと、

雪山で4時間、足跡が消えるのを待った

 

●日本アカデミー賞を辞退

2001年に公開した映画「ホタル」

この映画で主演の賞を獲得するのではと期待されていたが、

後輩たちにもっとチャンスを与えてやってくれ、と辞退した

 

●高倉健が亡くなった11月10日

高倉健は、2014年11月10日、悪性リンパ腫により83歳で亡くなった亡くなった11月10日は、奇しくも森繁久弥と森光子の命日と同日だった

2009年11月10日には、俳優:森繁久弥が96歳で、

2012年11月10日には、女優:森光子が92歳で亡くなった

 

●付き人をしていた千葉真一

ある日、高倉健の自宅に行くと、

庭に飼っていた犬の糞が落ちていたので片付けようとすると

「それは俺の仕事だ!」と健さんに言われたという

 

●中国で愛された杜丘

訃報が伝えられたその夜、中国で25分間の緊急追悼番組が放送された

中国外務省も異例のコメントを発表

「高倉健さんは中国人がよく知る日本の芸術家です。高倉さんの逝去に追悼の意を表します」

新聞各紙でも大々的に報じられ、硬漢=男の中の男と称された

高倉健を「杜丘(もりおか)」と呼び、崇める中国人が多い

日本ではあまり知られていない映画「君よ憤怒の河を渡れ」

この映画は文化大革命後、中国で初めて上映された外国映画だった

この時、高倉健が演じたのが、検事:杜丘冬人

無実の罪を着せられ権力と闘う男

その姿が娯楽に飢えていた中国国民8億人を魅了した

さらに日中国交友好ムードが健さん現象を後押しした

映画公開から7年経った1986年6月、初めて中国へ

中国の行く先々で熱烈に迎えられ、国賓級ともいうべき歓迎ぶりだった

中国での健さん現象は年を経ても衰えなかった

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