ストーカーに苦しめられた「パパはニュースキャスター」の子役:大塚ちか子

1987年に放送されたコメディドラマ

田村正和 主演の「パパはニュースキャスター」で

田村演じる鏡竜太郎の3人娘の1人、大塚愛を演じた当時15歳だった大塚ちか子

3人娘の中でも1番の美人として描かれ、子役でありながら人気に

その後もヒット作にこそ恵まれなかったが、女優業を続けた

 

29歳で一般男性と結婚するも8年で離婚

現在は長女と長男の2人の子供を一人で育てるシングルマザー

 

●ストーカー事件

従業員数7人、テーブル7卓、テラス席と

大きめの祐天寺のカフェでアルバイトをしていた

2011年9月、店がオープンして50日、大塚が店の前を掃除していると

「あれ?もしかして大塚さんですよね?」「はい」

そこに現れたのは背の高いスーツ姿の男性

大塚は全く身に覚えのない男に名前を呼ばれた

後に分かったことによると、

男は大塚のブログから存在、行動を全て知っていた

数日後、猛暑の中、男は真っ黒のダウンジャケット、

ボロボロのジーンズを着て来店

大塚から目線をそらすことなく、そのまま店の奥に居座り続けた

ようやく男が帰り、ホッとしたのも束の間、

仕事帰り…男は大塚を待ち伏せしていた

「何ですか!」「一緒に帰ろうと思って」

その日以来、頻繁に店を訪れては何時間も居座り続けた

時には3日後、時には2週間ごと不定期に現れ、大塚を見つめるように

危害を加えることもないため入店拒否することができなかった

 

大塚は初期費用15万円、毎月のレンタル代6万円の

外出先からの遠隔操作や再生ができる防犯カメラを設置

自らも防犯ブザーを持ち歩き、

男の接客には別のスタッフがあたるよう周囲が協力

また店のシフトを固定にしなくなったことで男に会う機会が減った

 

2015年1月、男と会う機会もなくなり存在も忘れかけていた頃、

「やっと会えた…お前今までどこにいたんだ!」と男は言い寄ってきた

ストーカーの3年越しの執念に恐怖を感じ、大塚は警察に

出会いからの顛末を全て話した

 

●ストーカー撃退

2002年に開始された110番の特別システム:緊急通報登録制度

あらかじめ被害者の指名、住所、電話番号などを

警察の通信指令ネットワークに登録

通報があれば情報が通信指令室の画面に

表示され事件発生地の警察署へ伝達される

さらに携帯電話から通報した場合、

GPS機能により被害者の居場所を特定

声を発することができなくても場所と突き止め、警察官が急行する

「次に何かありましたらすぐに通報してください」

 

そのわずか2日後、大塚が店を出た瞬間、

男は突然 抱き付くように襲ってきた

110番するとわずか3分で警察官が到着

男は現行犯逮捕、警察署に連行されていった

 

●ストーカーの素性

30代後半、住所不定無職、ネットカフェに寝泊まりしていた

さらに大塚が芸能人だから知っていたのではなく、

ブログを偶然見つけ目を付けたことも明らかに

2015年2月18日、示談が成立

男には警察からの正式な警告と大塚への接近禁止も言い渡された

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