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1973年にグレープとしてデビューした後、

数々の名曲を世に送り出した さだまさし

 

そんな さだが嫉妬したのが、中島みゆき

「自分 男ですから男だから女には勝てないと思いますね。感受性が異質なので。デビューしてから彼女の曲は自然に流れてくるので聴いている。こいつスゲーなと、到底戦えないと思いますね」

 

デビューは1975年、音楽界をけん引するトップミュージシャン

1970年代~2000年代までオリコントップ10入り

 

「彼女の女性としての視点、物の捉え方、考え方、これは男が生半に想像して書けるものではない。素晴らしいと思います、彼女の感受性と表現力と」

 

さだが最も嫉妬した曲が

・「♪時代」

「このスケール感は男には思いつかない。最初聴いた時にこういう曲を歌う女が遂に現れたなという衝撃はあった。あぁスゲーなぁ、こんなの俺 書けない。インパクト受けましたね。この世界は触らないでおこう。中島みゆきならではの別の宇宙を見る思いですね」

 

・「♪悪女」

「みゆきの世界ってすごく純情。純情っさがこじれているのが魅力。自分が歌う曲としては到底書けないね。女性なら思い当たる。悪女になるなら月夜はおよしよ。この感受性ですよね。月夜は止めた方がいい、バレるという、言い回しの妙。彼女の正直な純情。自分のお思いを持て余すんです。持て余してよれていく。そのシャイさを強さに変えよう。女らしい努力をいつも感じてます。言葉の選び方は良質の流行歌」

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●「北の国から」の主題歌は30分で作られた

札幌のコンサート翌日、さだまさしに演出家:倉本聰から

「お前 富良野 来られないか?」と連絡がきた

「休みなんで行きます」

「来てくれ。ギター持って来いよ」

富良野に着くなり「お前 そこに座れ」と、

モニターで「北の国から」の1回、2回のビデオを観せられた

さだまさしは 涙を流しながら感激した

「先生 これスゴイですね」

「お前 本当にスゴイと思ってんのか?地味じゃない?」

「地味どころか、これ当たりますよ!」

「じゃお前 音楽やれ。今 作れ」「今ですか?」「ギター出せ」

ビデオを巻き戻してオープニングを再生

 

列車の車窓から川がみえる…子供たちが騒いでいる

麓郷の駅に着き、駅舎から子供たちが飛び出してくる

そこに草太兄ちゃんが迎える「よく来たなお前ら」

軽トラックに乗せて、イグニッションキーを回す

美瑛の七色の花畑を横切る

「ここ!ここでお前が歌い出す」

 

もう一度、繰り返し再生

「ここ!ここでお前が歌い出す」

「大体 感じが分かった。イントロは?」

「イントロは長くない方がいいな。直前くらいからがいいな」

「麓郷の駅 出て来たぐらいからですかね?」

「そうだな、出来るだけ短い方がいいな」

「アーアー」

「それだよ さだ。それでいいんだよ。その後どうなるの?」

「アーアーって上がったから下がりますよ。アーアー アアアアアーア」

「いいじゃない。で?」

「もう一回いきます?アーアー アアアアアーア」

「まだいけるか?」

「もう一回ぐらい上がります。ラーラー ラララララーラ」

「もう下がっていんじゃないかな」

「ラーラーララララー」

このメロディーラインが出来るまでおよそ30分

 

●「北の国から」に歌詞をつけなかったワケ

フジテレビは、歌詞を付けてヒット曲にして

番組を引っ張ってほしいと言ってきた

 

さだは、歌詞はない方が良いと思った

倉本先生に相談すると

「俺も歌詞はない方がいいと思う。だけどお前 本当に歌詞なくて大丈夫か?」

「俺は平気ですけど、先生は大丈夫ですか?」

「お前 ヒット曲の誘惑に負けるなよ」

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