●傷心のレスリング:吉田沙保里を救った父の言葉
北京五輪を7か月後に控えた2008年、国別対抗戦W杯
これまで公式戦119連勝、
他を寄せ付けない圧倒的な強さを誇っていた吉田沙保里
しかしアメリカの無名の選手に、まさかの敗戦、7年ぶりの敗北
人目をはばからず泣きじゃくる吉田
その落ち込みように7か月後の五輪にも暗雲が…
そんな彼女を救ったのは、父:吉田栄勝の言葉だった
試合に負け呆然する中、吉田は父に電話
「すぐに実家に帰ってこい。今日悔しくて明日忘れるバカもいる。明日になっても忘れない悔しさを持って来い」
この悔しさが自分のレスリングを見直すきっかけとなり、
7か月後 北京五輪で金メダルを獲得した
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