スペインに嫁いだ女優:児玉百合香

●スペインに嫁いだ女優:児玉百合香

石坂浩二が主演した「水戸黄門」で女忍者みつ役を演じた

スペインでも女優の仕事を続け、ドラマや映画に引っ張りだこ

夫:ヘスースさんは大学時代の同級生と弁護士事務所を立ち上げ、共同で経営

●2人の出会い

1973年、鹿児島県生まれ

父親は厳格な九州男児

一人娘の百合香は、大切に厳しく育てられた

小中学校では演劇部で活躍、夢は女優になること

高校卒業後、海外留学を諦め、桐朋学園芸術短期大学の演劇選考に進学

卒業後、トントン拍子で水戸黄門のオーディションに合格

1年後、ニューヨークで短編映画にも出演

そこでスペインから来た映像監督のアントニオと知り合う

2人はすぐに意気投合、いつしか恋人のような関係に

彼がスペインに帰るころには共に歩む決意

父に相談すると

「馬鹿か!スペインに行くと言うなら2度と帰ってくるな!地獄へ落ちろ!」

百合香は、勘当同然でスペインの彼の元へ

彼の家に行くと「何で来たの?来てほしいって言ったっけ?」

恋人だと思っていたのは、百合香だけだった

このままでは帰れないとスペインに留まった

昼はスペイン語学校に通い、夜は週6日 必死にアルバイト

バイト代に大半は家賃と学費に消え、1か月の食費は4000円

さらに毎月1万円を両親に振り込んでいた

苦労して身につけたスペイン語を活かし、日本語教室をスタート

その教室の新しい生徒としてヘスースが現れた

仕事も徐々に軌道に乗り、念願の新居への引っ越し

その手伝いに来てくれたのもヘスース

その日をきっかけに交際がスタート

百合香の両親ともテレビ電話で挨拶した

父はヘスースを受け入れた

付き合って3年が経った頃、父親がくも膜下出血で亡くなった

天国の父に見守られながら2011年にヘスースと結婚

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