マサチューセッツ工科大学の助教授でありながら現代アートの天才
名前の由来は、高校時代のあだ名で、ロシアの人工衛星:スプートニク
本当はイギリス人とのハーフなのだが、
安易にロシア人のハーフとされ、日本人だから「子」を付けられただけ
●理系の脳を持つ現代アートの鬼才:スプツニ子!
1985年、イギリス人の母と日本人の父の間に3人兄妹の長女として誕生
両親は2人とも数学者だった
父親の研究のため世界を転々とした彼女だったが、
どこに行ってもハーフという理由でイジメられた
●理系
17歳になり日本のアメリカンスクールに進学すると数学の才能が開花
自宅でも13歳にしてプログラミングを習得
自分でゲームを作るゴリゴリの理系女子になった
しかし高校に進学しても疎外感は増す一方
女子高でブスと言われ続け、モテないのを髪型のせいにしようと角刈りにした
しかも勉強が出来過ぎて授業がつまらなくなりサボりだす
それを先生に怒られる、すっかり嫌になってしまった彼女は、
高校3年生を飛び級して、インペリアル・カレッジ・ロンドンを受験
全てA評価で合格
3年後の2006年、世界最高峰の数学科をトップクラスで卒業
次に目指したのは、数学者ではなく英国王立芸術大学大学院
●アートの世界へ
インペリアル・カレッジで作曲のトニー先生がイケメンという理由で
それまで楽器を触ったこともないのに作曲の授業をとり、
モノを作る面白さを知ったから
2年後、卒業制作のうちの一つが「カラスボット☆ジェニー」
そしてもう一つが、男性が疑似体験できる生理マシーンを開発し、
VTRを制作「生理マシーン、タカシの場合」
ニューヨーク近代美術館 MoMAで展示、作品が公開された
2013年、NASAから依頼され制作
「ムーンウォーク☆マシーン、セレナの一歩」
2015年、GUCCIの依頼で新作の展覧会をプロデュースし、
光るドレスを世に知らしめた
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