●夫婦ユニット:ル・クプル 離婚の真相
1997年、妻:藤田恵美はボーカル、夫:藤田隆二はギター
「ひだまりの詩」が「ひとつ屋根の下2」の挿入歌となり180万枚の大ヒット
物腰柔らかい温厚そうな夫:藤田隆一
その年の紅白にも出演し、誰もが羨むおしどり夫婦だった
しかし大ヒット以降、2人の生活は激変
優しかったはずの夫が豹変、さらに異常なまでの束縛
夫婦生活は完全に崩壊し、2007年、2人は離婚
隆二と出会ったのは1983年、20歳の時
あるバンドのボーカルとして活動していた
新しいバンドメンバーとして加入してきたのが、隆二だった
意気投合した2人は、出会って7年で結婚
その3年後に結成したのが、ル・クプル
フランス語で夫婦を意味する
2人は二人三脚で営業を始める
日本全国631か所を9か月かけて回った
すると評判を聞いたドラマのプロデューサーが、
「ひだまりの詩を歌ってほしい」とオファーが舞い込んだ
基本的に夫:隆二が作ってきた曲を歌ってきた
他人の曲に多少の戸惑いはあったものの快諾
恵美の声で曲が仕上がり、リリースされるとたちまち話題に
180万枚の大ヒットとなった
これ以降もツアーや曲の制作を続けたものの
隆二は一度もヒット曲をかけないままル・クプルは、
一発屋のレッテルを貼られていた
すると家庭での隆二に変化が…
隆二は仕事の不安を恵美にぶつけるように
ル・クプルの停滞を心配したスタッフが、恵美にソロ活動を提案
しかしこれが隆二の逆鱗に触れる
「お前 ソロなんかで本当に成功すると思ってんのか?俺がいないのに!売れるわけないだろ」
少しでもル・クプルのためになるのであればと
恵美はソロで洋楽のカバーアルバムをリリース
するとこのCDが香港でヒット、さらにアジア全体で大ヒット
累計35万枚を売り上げた
恵美はソロ歌手として大成功をおさめた
この成功が隆二をさらに逆上させる
隆二は執拗に恵美を責めるように
さらに隆二は恵美を束縛するように
それでも隆二との家庭を失うことを恐れ、我慢の日々を送っていた
「離婚だ」ついに隆二の口からその言葉が飛び出した
「離婚!離婚!離婚!離婚!」そう言い放つと隆二は家を出て行った
2007年、2人は離婚した
とうとう過程を失ってしまった恵美は、歌手を辞める決意をしていた
実は隆二が離婚を切り出した理由は、
妻の本心を確かめたいというカマかけだった
その真相を恵美は、10年後に謝罪と共に耳にした
(521)