●ビートたけしの名曲「♪浅草キッド」
歌の舞台となった1970年代、多くの仲間たちが芸人を辞めていった
その一人が、フランス座の後輩芸人カーキー
たけしとコンビを組んだカーキーは、たけしの才能に打ち負かされ、心を病んだ
コンビは解散し、カーキーは自宅の2階から飛び降りた
一命はとりとめたものの芸人の道を諦めた
「たけちゃん、オレ芸人辞めるわ。嫁と子供もいるし」
「そんなこと言うなよ」「芸人で売れるのが夢だったけど もう諦めるよ」
「たけちゃんは浅草を代表する芸人だ。俺らの分も頑張ってくれよ」
胸が締め付けられる思いを「♪浅草キッド」に込めた
歌い出しにあるお前は、ビートきよしではなく、カーキーである
たけしは多くの人の夢を背負っている
●1983年に放送が始まった「スーパーJOCKEY」
弟子たちが全力で体を張り、笑いをとる
その収録でのこと、セットから釘が飛び出しているのを発見
「おい!プロデューサーとディレクター 全員集めろ!」
普段 怒らない たけしが叫んだ
「これは何だ!危ねぇじゃねぇか!これでうちの若いもんが怪我したらどうしてくれるんだ!」
「すみません」
「こいつらはな、特別芸があるワケでもないし体張るしかないんだよ。楽屋の弁当がマズイとか そんなのどうだっていい!怪我させたら仕事できねぇんだ!それだけは絶対許さねぇからな!」
後にも先にも たけしがスタッフにキレたのは、この時だけ
そしてガダルカナル・タカに こう言った
「俺があいつらに気を遣ってやれるのはさ。このくらいしかないからね」
(983)