2009年、雑誌「Fine」のモデル同士は仲良く、
夜よく食事したり飲みに行ったりしていた
そんな仲間たちで騒いでたところに市原隼人もいた
お互い話すことはなく何年も続いた
アプローチは市原から、知人を通じて
「志穂の連絡先 聞きたいって、どうしよ教えてもいい?」と聞かれた
知人を通じて連絡先を交換した
その日のうちに向山から“みんなで食事に行きませんか?”とメール
しかし、メールに返信は無く、無視されたまま
2か月後、突然 電話が鳴った
「もしもし」「あっ市原です。よかったら今日一緒にご飯行きませんか?」
「あのご飯に誘ってくれるのは嬉しいんですけど、2か月前に送ったメール無視したままですよね?一言も謝らずに失礼じゃないですか?」
「それは本当にすみませんでした。仕事が入ると集中して連絡できなくなっちゃうんです」
市原は撮影に入ると役作りに没頭し、友人や家族にすら連絡を取らなくなる
それを理解した向山は、その日からメールを頻繁にするように
家の近所に飲みに行ったのが、最初のデートだった
そして2回目のデートの場所は、市原の自宅
ダイニングのテーブルに並んでいたのは、全て市原が手作りした料理の数々
ペスカトーレ、サラダ、ビーフシチュー…
料理が得意という意外な一面に好意を持ち始めた
4回目のデートの時に「あのさ僕とお付き合いしてください」「はい」
市原の告白から正式に交際がスタートした
ある日、向山は風邪をひいた市原を看病した
すると後日、「この間は看病してくれてありがとう」
と看病のお礼に花束をプレゼントしてくれた
その後も市原は、何かあるたびに花束をプレゼントしてくれる
交際から3年経ったある日、花束をプレゼントされたが、心当たりがない
すると「結婚しよう」「はい。よろしくお願いします」
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