百獣の王:武井壮の知られざる半生

●百獣の王:武井壮の知られざる半生

1973年、東京都葛飾区生まれ

二人兄弟の二男として誕生した壮は、幼い頃から体を動かすのが大好き

やる事といえば通学路での坂道ダッシュ

そんなある日、ふとタイムを測ってみると

何故か日によって結果が変わる事に気付く

何でいつも同じように走れないんだろう?

不思議に思った壮は、体育大学に通う近所のお兄さんに理由を聞きに行く

そこで渡されたのは、スポーツ科学の専門書

小学生には難しい内容だったが、

真面目だった壮は、ひとつひとつ調べながら勉強していった

そして辿り着いた答えは、

イメージ通りに動ければ どんなスポーツでも活躍できる

自ら生み出した理論を実践するため日々トレーニングに励む

 

中学校では野球、

高校ではボクシングとスポーツに打ち込む青春時代を過ごした

活発な少年であったが幼い頃に両親は離婚、

そんな家庭環境が彼の心に暗い影を落とした

武井少年の心の支えになったのが、2歳年上の兄:武井情だった

 

兄は俳優を目指し、坂上忍の付き人をしながら修行を始めた

俳優:金山一彦が可愛がっていた後輩役者

「僕は面倒見れないから忍ちゃんの所入れてあげてくれない?」

と紹介されたのが武井壮の兄:情だった

情は坂上忍の鞄持ちをしながら役者の修行を始めた

ドラマなどに少しずつ出るようになった頃、がんで亡くなった

ある日突然、体調を崩し、病院で行ったところ、小腸がんと診断

入院中は病室の手配や身の回りの世話まで行っていた坂上

情の気持ちが沈んでいると大好きな野球に誘い出し、元気づけた

仲間に伝えた「ありがとう」の一言が情の最後の言葉だった

その後、坂上は情以上に愛情を注げないという理由で

付き人をつけるのを辞めている

 

「俳優になってたくさんの人に見てもらうこと」

兄の夢を叶えるかのように武井は必死に陸上競技に打ち込んだ

初めての大会で10秒9という記録を出し、周りから期待されるが、

陸上にはとんでもなく大変な競技がある事を知り、十種競技にチャレンジ

わずか2年半で日本選手権を優勝、

オリンピックも夢ではなかったかもしれない…

 

しかし武井は大学卒業と共に陸上を辞めてしまった

「優勝して次の日街を歩いても誰も俺のこと知らない。これって何の意味があるのかな?」

 

壮はプロゴルファーになるため

雑誌で見つけたゴルフの特待生募集に応募

合格すればアメリカ留学できるが、

世界ジュニアチャンピオンなど有望な選手の中から4人しか選ばれない狭き門

壮はゴルフは未経験

しかし身体能力を測るテストで他を圧倒し、結果 合格しアメリカ留学へ

クラブを持ったこともない壮だったが、

身体能力の高さから驚異的なスピードで上達

わずか10か月後にはプロになれる腕前に成長した

 

森の中でジョギング中、3mを超える巨大な鹿と遭遇

壮は直感的に「殺される」初めて感じた死の恐怖

「ゴルフで成功しても死んだらしょうがない、強い人間にならないと」

そこで、あらゆる動物と闘うイメージトレーニングを始めた

どんな状況でも勝てるよう動物の生態を徹底的に調査

アスリートの壮が、百獣の王を目指した瞬間だった

 

象を倒すためには、膝に猛スピードで石をぶつける事が有効と分かると、

肩を鍛え、140kmの剛速球を習得

そんな壮に目をつけた台湾のプロ野球チームからコーチの依頼が

そんな生活をする壮に興味を持った人物が、ピエール瀧

壮がある日、麻布のバーでミルクを飲みながら犬用のガムを噛んでいると

それを見たピエール滝が

「お前 面白いな!ウチの番組に出ない?」とオファー

スペースシャワーTVの「パシリFINAL」

森山直太郎がホノルルマラソンを目指すトレーナー役として参加

これに味をしめた壮が、新たに目指したのが、芸能界のスーパースター

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