元々モデルの仕事の関係で知り合った彼
第一条件の収入面もクリア、誠実な人柄に
この人と結婚したら絶対失敗しないだろうな、まさに理想の彼だった
ところが…彼は徐々にお金にルーズになっていった
毎回、会計の時に「財布にお金入っていなかった」
「お金おろしてくるの忘れた」
と色んな理由をつけて くみっきーが払うように
しかし結婚も考えていたし金額も少額だったので、
とがめることはなかった
決定的だったのが、彼が知らぬ間に
家賃○○万円の高級マンションに引っ越していた
「お金大丈夫なの?」と聞くと
「一緒に住むでしょ。一緒に住めば家賃 大丈夫と思って」
彼に不信感を募らせた くみっきーは、
「ちょっと自分に甘いんじゃない?」と言うと彼が豹変
「今さら何 言ってんだよ!こっちだって知ってんだよ!金、金、金 細かいんだよ!」
実はくみっきーは、お金を立て替えるたびに
細かすぎるほど手帳にメモしていた
その手帳に彼が逆切れ、結局、お金への価値観の違いから別れた
改めて振り返ると「今思うとお金にルーズなところ以外は私の理想を叶えてくれる相手だった」という
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